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高齢者の心身の特性に関する問題2級

正答か誤答か、〇×で答えなさい。

老化現象には個人差がある。老化の進み方が遅く、高齢期でも心身を比較的若く保っていられる状態を通常老化(健常老化)という。一方、紫外線や放射線、大気汚染などの有害物質の曝露、生活習慣のひずみ、栄養状態の悪化、重い病気の後、などを老化促進因子が加わると老化現象が急速に進行する。その状態を病的老化という。

認知症の人では、口腔内の食べ物を喉に送り込もうとせずに、それに喉の摂食・嚥下機能の低下が加わると、摂食・嚥下障害を起こしたり、さらに低栄養などによる免疫機能低下が加わって、口腔内の細菌が気管などに入ってサルコペニアを生じやすくする。

高齢者では手術や薬の服用などで合併症・副作用を起こしやすいが、これには嚥下機能の低下による低栄養、それに関連した免疫機能低下もかかわっている。さらに、高齢者は尿失禁を中心とした排尿障害を起こしやすいが、失禁をしないようにトイレに行くのにあわてたり、漏らした尿で滑ったりすることが転倒・骨折の原因にもなる。

褥瘡は、からだの骨ばった部分に持続して圧迫力が加わり、血液の循環障害を起こして皮膚が壊死することにより生じる。高齢者が褥瘡をつくりやすい原因として、皮脂の分泌量が減少している、汗や尿などが皮膚の中までしみ込んで有害な働きをしている、血流減少と代謝の低下で傷が治りにくくなっている、などがある。