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高齢者の骨折に関する問題2級

正答か誤答か、〇×で答えなさい。

高齢者は転倒しやすく、骨折を招くことが多い。高齢者が転倒を起こす背景の一つに視力の低下がある。白内障による視力低下や目の暗順応が低下している高齢者には、居室からトイレまでの動線に足もと灯を設置するなどの環境整備が必要である。

高齢者に生じやすい骨折として、大腿骨頸部骨折がある。これは、転んで膝をつき、太腿をひねったり打ったりしたときに生じやすい。比較的軽微な骨折で一般的に予後は良好であり、治癒後の歩行に影響することも少ないが、治療中はQOLが低下するため予防が肝要である。

骨折端(こっせつたん)が皮膚を破って空気に触れる骨折を「開放骨折」という。この場合、感染の危険性が高く、骨髄炎などを合併しやすい。ときには骨髄からの脂肪の塊が血管内に入り込んで脳や肺の血管を詰まらせる脂肪塞栓(しぼうそくせん)という重篤な合併症を生じることもあるので注意が必要である。

骨折を防ぐには、転倒防止が重要である。そのためには、多くの高齢者では布団よりもベッド生活が望ましい。介助が必要な歩行能力レベルや認知症がある高齢者には、ベッドのわきにポータブルトイレを設置して移動の距離を短くし、転倒のリスクを減じる工夫も必要である。