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地域包括ケアシステムと高齢者住宅・施設に関する問題(模擬)

正答か誤答か、〇×で答えなさい。

近年、高齢者が安心・安全に暮らせる環境整備を考える際に提唱されてきている「エイジング・イン・プレイス(Aging in Place、地域居住)」という概念は、高齢化の進む欧米諸国では1990年代に入って注目されるようになった。

エイジング・イン・プレイスの発想は、旧来型の「施設」では高齢者のプライバシーや自己決定能力などが奪われているという反省から生まれた。現在、日本で推進されている「地域包括ケアシステム」の根幹には、このエイジング・イン・プレイスの考え方がある。

2010(平成22)年4月に公表された「地域包括ケア研究会報告書」によれば、地域包括ケアシステムとは、「ニーズに応じた住宅が提供されることを基本としたうえで、生活上の安全・安心・健康を確保するために、医療や介護のみならず、福祉サービスを含めたさまざまな生活支援サービスが日常生活の場(日常生活圏域)で適切に提供できるような地域での体制」のことである。

地域包括ケアシステムでは、従来型の高齢者施設の整備だけでなく高齢者住宅の整備がいっそう重要になる。高齢になっても長く住み続けられる高齢者住宅が地域で整備され、必要かつ適切なケアを効率的に組み合わせて提供する体制が整えば、わが国でもエイジング・イン・プレイスを実現することができる。

現在の日本の高齢者住宅・施設を、ケアサービスの提供のしくみという観点から区分すると、「介護一体型」と「介護選択型」の2つに分けられる。「介護一体型」とは、住居とサービスの提供者が同一でも別々でもよく、個々の入居者が自分に必要なサービスを自由に選択する高齢者住宅・施設である。