バリアフリー法をベースにした施設整備のガイドラインに関する問題(模擬)

階段には手すりを両側に連続して設け、手すり始終端部には現在地もしくは行き先を点字で表示する。また、転倒事故を防ぐため、段鼻は踏面や蹴上面と見分けがつきやすいようにする。

廊下等には利用者の事故につながるような不用意な突起物は設けないようにする。また、区間50メートル以内ごとに車いす使用者の転回スペースを設ける。

エレベーターは車いす使用者、ベビーカー利用者等にとって最も円滑に垂直移動できる設備であり、その設置場所については十分に考慮する必要がある。また、原則として、利用に供する居室等が2階以上の階に設けられる場合に設置する。

トイレはユニバーサルデザインの考え方に基づき、車いす使用者、オストメイトなど誰もが使用しやすいものを設ける。また、1つの便房にできるだけ多様な機能を含めて設置する。

車いす使用者等が利用できる駐車施設は、主要な出入口から最も近い場所に設け、施設の用途・規模によっては多くの車いす使用者が同時に利用することを想定して可能な限り多くの施設数を確保する。