交通環境の整備に関する問題（模擬）

鉄道駅のホームドアに関して、視覚障害者からの整備の要望が高かったことや、実際に視覚障害者がホームから転落して死亡する事故があったことなどを受けて、国土交通省により検討会が開かれ、対策が整理された。

公共交通機関でのベビーカーの使用が増加していることを受けて、2014（平成26）年には、鉄道事業者、バス事業者を中心にベビーカーの安全な使い方に関するチラシやポスターが配布された。

2011（平成23）年に改定された新しい「移動等円滑化の促進に関する基本方針」では、2020（平成32）年度末までのバリアフリー化の目標値が改正され、鉄道については、対象駅が1日の乗客数5,000人以上から3,000人以上に拡大された。

「バリアフリー整備ガイドライン（旅客施設編）」では、「施設・設備」について、多機能トイレを利用しやすい場所に男女別に各1以上設置するとしている。また、多機能トイレのオストメイト用水栓装置付近にパウチなどを置くスペースを設置することが望ましいとしている。

「バリアフリー整備ガイドライン（旅客施設編）」では「誘導案内設備」に関しては、ピクトグラムはJIS Z8210に示された図記号を用いることとしている。また、文字はロービジョン者等に配慮して視点の高さに配置するとしている。