バリアフリー法交通環境整備に関する問題

バス停の構造にはいくつかの種類がある。渋滞への影響はあるが正着しても歩道部分にバスのバンパーが飛び出さずに済み、最も正着しやすく発車しやすいのはバスベイ型である。 

視覚障害者誘導用ブロックは、視覚障害者の利便性の向上を図るために、視覚障害者の歩行上の位置に、現地での確認が容易で、しかも覚えやすい方法で設置するものである。なお、ブロックの色は全ての人にとって認識しやすい黄色とする。

国土交通省のワーキンググループがまとめた「チーム・ジャパンで取り組むバリアフリー・ユニバーサルデザイン施策」では、2020（平成32）年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、空港と都内などを結ぶ高速道路及び関連施設に関するバリアフリー化が掲げられた。一方で、舟運（しゅううん）に関するバリアフリー化の推進については見送られた。 

ベビーカーについては、2014（平成26）年3月に出された「公共交通機関の車両などに関する移動等円滑化整備ガイドライン（改訂版）」により、安全な利用に対する配慮が管理者に義務化され、鉄道・バス事業者を中心に対策が急がれている。

道路利用者の幅員に関する基本寸法は、成人男子の静止状態で45㎝、移動時で70～75㎝としている。また、杖使用者の静止状態は90 cm、移動時で120㎝としている。