バリアフリー法の建築物移動等円滑化基準をベースにした整備のガイドラインに関する問題

階段には手すりを両側に連続して設置し、手すりの始終端部には現在地もしくは行き先などを点字で表示する。また、階段の蹴上げは220 mm程度、踏面は300 mm 程度、蹴込みは50 mm 程度にする。

傾斜路の勾配は1/8以下とし、出来る限りゆるやかに設ける。敷地などの形状により傾斜路の距離が著しく長い場合、もしくは進路方向が見えにくい傾斜路については傾斜路の長さを表示するなど利用しやすさを工夫する。

車いす使用者などが利用できる駐車施設は、他の利用者との混雑を避けられ余裕をもって乗り降りができるように、駐車場の主要な出入口から離れた位置に設ける。

トイレはユニバーサルデザインの考え方に基づき、車いす使用者、オストメイトなど、誰でも利用しやすい便所を設ける。一つの便房内にできるだけ多くの機能を設置することで、様々な人が利用しやすい環境を整えることができる。 

トイレの操作系設備の配置は、原則としてJIS  S 0026基準に基づくものとする。便器洗浄ボタンは、便座上面先端から前方へ0～100 mm 程度、上方へ400～550 mm 程度の位置に配置する。