都市公園移動等円滑化基準を踏まえたガイドラインに関する問題(模擬)

情報を提供する際には、情報を必要とする人にとって理解できる形態が必要である。車椅子の人にとっては目線の高さ、視覚障害の人にとっては読みやすい位置と形、弱視や遠視の人にとっては文字の大きさ、色彩、明度差などの様々な配慮が必要である。

近年、遊具メーカーによる様々なユニバーサルデザイン遊具が開発・販売されており、アクセスしやすさとともに誰もがワクワクできるような面白さを十分に満たしている遊具が多く見られるようになっている。

ユニバーサルデザインの公園は、すべての人が自力で楽しめることを目指すが、実際に全ての人のニーズを満たす事は難しい。そこで、公園まで行けない人や1人で公園に行っても楽しくないといったニーズに応えるボランティアの存在が必要になる。

ユニバーサルデザインにおける円滑な移動とは、点の整備をした上で、それらが線としてさらには面として整備されることが求められる。したがって、公園の中の整備だけでなく公園に来るまでのアクセスが確保されているかどうかも大切なことである。

アメリカでは、高齢者や障害者が参加するレクリエーションのプログラムをセラピューティック・レクリエーション(TR)と呼んでいる。公園がステージとなるTRの例としては、テニスやキャンプ、陸上競技、ゴルフ、乗馬、園芸療法などがある。