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福祉用具の選び方②車いす

1.車いすの種類

【自走用標準型車いす】

後輪外側のハンドリムを動かして進むタイプの車いすです。大きな特徴は、タイヤ(後輪)の直径が大きいところで、22~24インチが一般的です。タイプは様々なものがあり、バックサポートが折れ曲がるもの材質が軽いもの、片手駆動式のものや室内用に回転半径が小さくてすむ6輪タイプのものもあります。重さは8㎏~16㎏ぐらいのものがあります。

【介助用標準型車いす】

移動の操作は、介助者が行うことを前提にした車いすです。タイヤ(後輪)の直径が小さく12~20インチ、軽量で介助者が操作しやすいところが大きな特徴となっています。
また、座位姿勢を長時間保てないという方向けに、リクライニング式、ティルティング機能のある車いすもあります。長期の入院などで体力が回復していない状態の方など、体位を座位から臥位(寝た状態)に関単にかえることができるものです。

【電動車いす】

自走用、介助用に分けられ、操作部がハンドル型とレッグサポート前にスティック型の棒を操作するジョイスティック型の2種類があります。動力は充電池によるもので、速度は最大6㎞/h。持続走行距離は20~30㎞です。充電には10時間以上ということもあります。
道路交通法上、車いすは歩行車とみなされます。電動車いすも同じで、当然右側通行となります。
警察庁より電動車いすの安全利用に関するマニュアルが公開されていますので参照してください。

電動車いす安全利用に関するマニュアル

 

 

2.車いすの名称と機能について

車いす各部名称

  1. バックサポート

    いわゆる背もたれの部分。機種によっては、マジックテープで張り具合を調整できるものもあります。
  2. アームサポート(肘掛け)

    肘から先部分をのせるひじ掛けです。高さが調整できる可動式のものもあります。

  3. サイドガード(スカートガード)

    洋服などが垂れ下がって車輪に巻き込まれないようにするためのカバーです。安全に移乗するために、②の部分と一体となって上に跳ね上がるタイプのものもあります。

  4. 座シート

    座る面のことです。この幅を座幅といいます。車いすを選ぶポイントになる部分でもあります。

  5. レッグサポート

    足が後ろに落ちないようにする巻き込まれ防止のためのものです。シート状のもの、フットレストにとりつけるプレート状のものがあります。

  6. フットサポート

    足をのせるステップ部分です。ほとんどのものが折りたためるようになっています。シートに座る際に上に跳ね上げるように折畳み、座ってからステップを戻し足をのせます。

  7. 手押しハンドル(グリップ:握り部分)

    ⑥のステップを含めた支柱部分全体の名称です。外せるタイプのものがあり、足漕ぎするには必要な機能です。

  8. フットレスト

    介助者が押して使うときのハンドルです。自転車のようにブレーキもついています。

  9. ハンドリム

    自走用(自分で手漕ぎできる)の車いす後輪の外側についているもので、ここをつかんで回すことで車いすを操作します。
    掴みやすさを考慮し、いろいろな形状のものがあります。片麻痺の方などは、麻痺側のハンドリムを外して使ったり、室内でスペースの問題から両側とも外して使うケースもあります。

  10. ティッピングバー

    段差など乗り上げる際に、介助者がこの部分を踏み込んで車いすの前方を上げる操作をします。

  11. キャスター(前輪)

    車いすの前輪のことです。後輪に比べ直径が小さく3~7インチが一般的です。360度回転し方向転換がしやすくなっています。

  12. 後輪

    車いすのタイヤ部分です。自走用と介助用で大きさが違います。自走用で22~24インチ、介助用は小さく12~20インチが一般的です。介助用の径が小さいのは、軽量化と持ち運びの際の収納に適しているためです。

 

3.車いす選び方のポイントと選定の流れ

【自走用標準型車いす】

車いすを選ぶときは、どのような目的で車いすを利用するのかを明確にします。「歩けないので移動のために使うのか」「買い物に行くために使うのか」「通院で使うのか」など、利用者が何に困り何ができないのか、そして何をしたいのか、しなければならないのか、ということと理由を理解しなければなりません。それを理解した上で、どのような場面でどんな姿勢をとるのか、目的・理由・時間を明確にして、それに応じた調整、選定、選択が必要です。
車いすが決まったら、次は実際に座ってみてシーティングを行います。これについてはこちらで確認してください。

下記に、車いすを選ぶ際に必要なチェック項目をまとめています。
参考にして、いくつか候補の車いすを複数上げて出来れば試乗して、座り心地や重さなど確認しまし下記に、車いすを選ぶ際に必要なチェック項目をまとめています。
参考にして、いくつか候補の車いすを複数上げて出来れば試乗して、座り心地や重さなど確認しましょう。レンタルで利用される場合は、専門家に意見を聞きながら複数の機種を提案してもらうのがよいでしょう。

 

確認事項チェックシート

【室内利用の場合】

●使用する目的は?  
●どんな場所で使うのか?  
●床の素材は?  
●廊下の幅は?  
●ドアの幅は?  
●方向転換できるか?  
●車いすに自分で乗れるか?  
●どのように乗るか(乗せるか)?  
●誰が操作するのか?  
●手漕ぎが足漕ぎか?  
●座位は保てるか?  

 

【屋外利用の場合】

●介助者はいるか?  
●それは誰か?  
●利用する道路は?  
●坂は多いか?  
●利用する距離は?