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正当か誤答か、〇×で答えなさい。



正答か誤答か、〇×で答えなさい。

アルツハイマー型認知症は、脳が全般に少しずつ萎縮するのが特徴である。前頭葉の内側にあり、記憶を司る「海馬」の周辺から萎縮が始まるため、記憶の障害、物忘れで症状が始まることが多い。




MCI(軽度認知障害)高齢者は、その後の認知症への移行率が正常な認知機能の高齢者に比べて高くなっている一方で、適切な介入によって残存する認知機能を改善・維持できる可能性が大きいと考えられる。




レビー小体型認知症は、1990年代に入って初めて病名や診断基準が確定した新しい認知症の1つである。認知機能の変動、パーキンソン症状、はっきりとした幻聴という3つの症状がよく見られる。




地域における認知症ケアでは、認知症高齢者本人や家族に対する地域全体での継続的な支援を目的に、認知症に関する正しい知識を持ち、地域や職場で認知症の人や家族を見守り支援する「認知症サポーター」づくりが進められている。さらに、一定の研修を受けて住民学習講座の講師役となる「認知症介護指導者」の要請も行われている。




認知症の人のための介護保険サービスには、施設サービスに含まれる認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)と、居宅サービスに含まれる認知症対応型通所介護の2つがある。




認知症初期集中チームは、複数の専門職が家族の訴えなどを受けて、認知症が疑われる人、認知症の人やその家族を訪問して、アセスメント、家族支援などの初期支援を包括的、集中的に行い、自立生活のサポートを行うことを目的とする。




認知症高齢者グループホームや認知症対応型デイサービスは、地域密着型サービスに含まれており、環境の変化に弱い認知症高齢者の特性を踏まえて、できる限り住み慣れた地域内でさまざまなサービスが受けられる基盤づくりを進めることを、目的としている。




前頭側頭型認知症では、わりとはっきりしている時とぼーっとしている時の波がある認知機能の変動や、筋肉が硬くなって歩行が非常に遅くなったり、動作が遅くなったりするパーキンソン症状、ありありとした幻視などの症状がよくみられる。




認知症の問題では、高齢者虐待など本人だけでなく家族への支援を含めた総合相談支援、あるいは個々のケアマネージャーが抱えている困難なケースなど、さまざまなルートを通じて地域包括支援センターが対応することになっている。




認知症の本質的な症状のことを中核症状と呼び、失行や失認、実行機能障害などの認知障害がみられる。一方、必ずしも認知障害と言えない行動的な障害のことを行動・心理症状(BPSD)と呼び、異食、不潔、暴力、暴言などさまざまな症状がみられる。